治験中核病院とは、一般的な治験とはことなり高度な専門知識や経験が必要となれるような
高レベルな治験を計画・実施できる病院のことです。
その実施できるという要件には、専門部門がありスタッフはもちろん基盤となる施設が整備された
病院であることが前提となります。

具体的には、以下の要件を満たさなければなりません。
・治験を行うための諸手続きなどが円滑に実施でき、またそのための治験事務などの効率化を図っている。
・共同研究を行っている他の医療機関に対し、治験に関するコンサルティングを行うことが出来る。
 またはそれらの機能を提供できるだけのノウハウがあること。
・医師が主導する治験など、臨床研究が問題なく実施できており、他の医療機関との共同研究などを主導し計画の立案、分析、統計、解析、マネジメントなど
 臨床試験に必要なスキルを有していること。

現在、治験中核病院として指定されているのは以下の10病院のみになります。

独立行政法人国立がん研究センター中央病院
独立行政法人国立循環器病研究センター
独立行政法人国立精神・神経医療研究センター
独立行政法人国立国際医療研究センター
独立行政法人国立成育医療研究センター
千葉大学医学部附属病院
大分大学医学部附属病院
北里大学医学部
慶應義塾大学医学部
国立病院機構本部

このように日本全国でも10の医療機関のみが指定されているだけとなり、
中核病院として指定されるためにはかなり高いハードルがあることが分かります。
それだけ治験には多くの面で高レベルなスキルと技術が要求されるということです。