治験審査委員会とは病院が治験を行う上で設置する機関であり、
医学的、薬学的な専門家による治験の内容に問題がないかどうかを審査する委員会のことです。
委員会の透明性を確保するために、通常では治験を実施する病院と利害関係のない
人(一般人も含む)も委員として選抜されます。
その上で、治験を受ける患者の立場に立った審査が行われます。

治験は販売未承認薬の試験となりますので、当然ながら倫理性や安全性はもとより
科学的妥当性などを審査しなければなりません。
しかし、それらを担う機関が過去には存在しなかったため
臨床試験の実施の基準に関する省令(GCP省令)において平成9年と平成17年に定められました。

治験を行うに当たり重要なことは、その治験がどのような効果があり
そして具体的にどのような意味を持っているのかを被験者である患者に対して
十分な説明を行うことがあげられます。
これらをしっかりと行わないままに治験を進めてしまった場合、
予期せぬ問題が発生した際に薬害といったような形で被害が拡大する可能性があります。

治験というのはモルモット状態で薬を投与するわけではありません、
あくまでも被験者の意思を尊重し、被験者に対して不利益にならないように
配慮する必要があります。

そのために設置されるのが治験審査委員会であり、役割といえます。